三月三日、娘の小学校六年謝恩会を終えました。子供の成長に涙する場面もありましたが、私にとってはそれ以上に胸に来るものがありました。自分の前に置かれている「紅白かもめの玉子」です。六年前の幼稚園卒園式にお別れ会委員だった私が準備していた品です。届くのを待つばかりでした。しかしあの日・・・現地の皆様が体験したことに比べれば、私達は何も言えません。このまま卒園式をしても良いものか、謝恩会を行って良いものか・・・でも卒園児にはちゃんとやってあげたい、うしろめたさもありましたが、質素に行いました。予定していたかもめの玉子のことも話しました。なので私の中ではまだ卒園していなかったのです。でもそういう事情をわかっていた今回の卒対の方はここで用意してくれたのです。「ありがとう。スッキリした。卒園卒業できる。」と伝えました。私にとって特にさいとう製菓さんには特別な思いがあり、復興に喜びを感じます。ありがとう。何もお力にはなれませんが、3.11は語り継がなくてはと思っています。